暮らしの中の詩

 花の心49号の『探〜tan〜探究探訪』コーナー(web版はこちら)で【生活者の詩―高田敏子さんの生涯 花のように黙していても明るくそこにあること。】として特集させて頂いた故高田敏子さんの新刊が2013年の終わりに発刊され、長女の久冨純江さんがご丁寧な手紙を添えて編集部宛てにお贈り下さいました。
 本書は没後25年を前に、高田敏子さんの随筆集をはじめ、主宰されていた雑誌「野火」や雑誌などに掲載された詩や文章を、久冨さんが編者としてまとめられた一冊。
「人生には、つらいこと、うれしいこと、さまざまな出来事がありますが、母の詩は、生きていく知恵をそれとなく教えてくれます。」――毎日の暮らしが輝いて見える言葉の宝石が詰まったお薦めの一冊です。

高田敏子『暮らしの中の詩』発行=ザ・ブック 発売=河出書房新社 定価1,500円+税 ISBN978-4-309-92010-8