■前日準備…大豆の重さの約４倍の水に一昼夜浸します。寒いときにはぬるま湯で。時々見てあげないと、大豆が頭を出しているときがあります。思ったより水を吸うので注意。ひと樽に大豆6�s、大豆は浸す前に洗って、痛んでいるものや変色したものは取り除いておきます。 ■当日早朝…浸しておいた大豆をザルにあけて、よく水きりをします。 �@大豆を煮る…沸かしたお湯と、水切りした大豆（ひと樽分）を圧力鍋に入れて煮ます。圧力鍋から蒸気が出てきたら火加減を弱め、圧力調節をして（0.5〜0.7）、蒸気のネジを締めて約50分間。火をとめてから10分ほど蒸らします。 �A塩切り…この間に、大きなタライで糀をほぐしながら塩と混ぜます。（今回、ひと樽分の糀は大豆と同じ6�s、塩は2.3�s） �B煮た大豆を冷ます…圧力鍋のふたを開け、ザルでゆで汁を切ります。煮上がった大豆を広げ、急激に冷まします。扇風機の力を借り、大きなヘラでつぶしてしまわないよう、人肌くらいまで冷まします。 （この時、煮汁をペットボトルなどにとり置き、有効活用しましょう） �C大豆と糀、塩を混ぜる …冷めたら�Aの糀と塩を混ぜます。ムラなく混ぜ合わせるよう、両手を使います。この時、大豆が適温まで冷めていないと、糀菌が弱ってしまい、発酵しにくいそうです。 �Dミンチにする …電動のミンチ器にかけます。もちろん、昔は擂り鉢で潰したのです。 �E保管用の樽の準備…乾いた樽にビニール袋（2斗用）を入れ、袋の底に塩を2〜3握り振っておきます。 �Fミンチボールを握る …ミンチ器から出てきた「味噌の元」を空気が入らないように、大きなボール状にしっかり握ります。 �G樽詰め…握った「味噌の元ボール」を�Eの樽に敷き詰めていきます。この時も、ボールとボールの間に空気が入らないように「えいっ！」と、叩き付ける感じでで力強く。ひと樽分(約22�s）が詰まったら、頂部をかまぼこ型に整え、振り塩をします。更に上から、キッチンペーパーを被せます。ビニール袋の口をキッチリ閉じたら、上に重しとなる塩の袋詰め（均等に重さがかかるよう）を置きます。カビの発生を防ぐため、隙間のないように注意します。これで完成。半年間、（気になって仕方ないけど）開けずにじっと我慢します。 �H保管 …仕込んだ味噌をおいしく熟成させるには、終日温度変化の少ない涼しい場所での保管が肝心です。