公益財団法人花と緑の農芸財団
新米の 其のひと粒の 光かな

不安定な天候が続いた昨年。猛暑の夏を過ぎ、9月に入ると関東地方は急に気温の低い日々となりました。

「秋上げ半作」(地方によっては「秋荒れ半作」)という言葉があります。順調に稔りの季節を迎えても、稲刈り直前の天候が、お米の収穫量を大きく左右する、油断は出来ない、という口承です。

スタッフは毎日田んぼに足を運びながら気を揉みました。幸い少量の雨は降ったものの[花と緑と農芸の里]へ台風が直撃する事もなく、迎えた体験当日は空高く晴れ渡り、秋らしい風が吹く絶好の稲刈り日和となりました。
昨春、共にコシヒカリの田植えをした[KAMONこども絵画自由教室]の皆さんは9月14日(日)に再集合。参加総勢64名。スケジュールを確認後、ラジオ体操で軽くウォーミングアップを済ませて、いざ田んぼへ。鎌で安全に稲を刈り穫る方法や稲束の括り方を教わり、家族単位で作業は進みました。
作業のお終いは、みんなで落ち穂拾いをし、美味しいおむすびと豚汁の昼食時間となりました。