農業体験は、雨もお陽様もお友達、五感を刺激する事が盛りだくさんです。

■5月11日(土)=[イオンチアーズクラブ]の皆さん(総勢73名)が来里。朝から雨が降ったり止んだり、あいにくの天候の中、皆さんは雨具を着て田植え体験を行いました。田植え体験の後は、各自持参したお弁当と[花の里]特製の豚汁を頂きました。
DATE》正午の気温20.1℃/降水量0.5mm/雨/南南西の風4.11m
主催》(公財)千葉県青少年協会
共催》イオンクレジットサービス(株)

■5月12日(日)=[華紋四谷カルチャー倶楽部(四谷教室/恵比寿教室)]の皆さん(総勢53名)が来里。前日とは一転した五月晴れ。田植えもはかどり、予定より早めに昼食となりました。豚汁やおむすびをみんなで頂き、その後は周辺でザリガニ釣りなどをして、たっぷり遊んで帰路につきました。
DATE》正午の気温21.8℃/降水量0mm/晴れ/北東の風4.0m
主催》華紋四谷カルチャー倶楽部


参加者には地元の吉川さんからお花の苗が、岩瀬さんから新鮮なもぎたてトマトがプレゼントされました。


[イオンチアーズクラブ]の皆さん [華紋四谷カルチャー倶楽部]の皆さん



[花の里]の米作りを支えて下さったサポーターの皆様米作り全般にわたってお世話になった地元の矢口一弥さん・吉川伸さん・岩瀬秀一さん/昼食の準備や配膳に協力して下さった風会員の佐藤喜久子さん/空港第2ビル駅から送迎バスを運行して下さった芝山町・手配して下さった稲垣弘さん/絵画教室講師の皆さん/イオンサポーターの皆さん/保護者の皆さん/イオンクレジットサービス(株) の皆さん/(公財)千葉県青少年協会の皆さん/その他多くの皆さん、ご協力有り難うございました。







カエルと田んぼの強〜い絆 
 毎年、啓蟄が過ぎると水張り前の田んぼでは田起こしが行われます。冬眠していた虫やミミズを狙ってトラクターの後ろを付いて群れる白鷺たち。まるで彼らに急かされているような春耕の風景です。
 カエル、トンボ、ヘビ、アメンボ、ミジンコ、ミミズ、クモ、ドジョウ…田んぼには様々な生き物が棲息し、皆それぞれが自然の循環や食物連鎖の中で役割を果たしています。
 例えばミミズは土中の有機物や微生物を食べて、田んぼに排泄物として養分を提供し、同時に縦穴を掘りながら土の撹拌を促進してくれます。毎年田植えに参加してくれる子供たちが大好きなカエルも田んぼの中で重要な役割を担っています。
 カエルは繁殖・産卵から幼虫であるオタマジャクシの時期だけ田んぼにいて、他の時期は草むらや畑(の土の中)などで生活します。おびただしい数の卵からオタマジャクシが孵り、ヤゴやタガメや水鳥などの餌にもなってしまいますが、彼らが元気に泳ぎ回る田んぼでは水が濁って日光を遮り雑草の繁殖を抑制してくれます。更にその排泄物や死骸は土中のバクテリアなどの菌によって分解され、稲の栄養にもなります。
 
 
 カエルになってからは、稲の害虫などを一所懸命に捕食してくれます。東北のある県の農業試験場で行われた殺虫剤使用量を減らすための研究では、カエルを意図的に入れないようにした田んぼに比べて、カエルが自然に棲息している田んぼでは、稲を荒らす代表的な害虫であるツマグロヨコバイ( 端黒横這) 、イネアオムシ(稲青虫) 、ヒメトビウンカ( 姫飛浮塵子)の発生がいずれも3〜8割も抑えられているという結果が出ています。
 カエルが元気に合唱出来るような環境の整った田んぼを保全し続けていくのは、稲作りにも私たち人間にも優しい農業といえそうですね。

■参考資料 「田んぼで遊ぼう! 」里と生きものネット
ワーク・編著(地球丸発行)/「田んぼの生き物図鑑」内山りゅう・著(ヤマケイ情報箱発行)/「東北大学・土壌立地学分野」W E BS I T E/Y omi u r i O n -line/「カエルくんの生活」WEB SITE〜他

カエルのうんちくミニ・クイズ

Q1 春先に産卵を済ませたはずのカエルの姿をあまり見掛けないのは?
  1二度寝するから
  2産卵すると死んでしまうから
  3雄に食べられてしまうから
答え(ダブルクリック)→「1二度寝するから

Q2 カエルグッズのコレクターとして有名な元副総理大臣は?
  1菅 直人
  2岡田克也
  3河野洋平
答え(ダブルクリック)→「2岡田克也

Q3 南米棲息のユビナガガエル科の「(学名) フィサラエムス・ビリゴニゲルス」の鳴き声は?
  1「ワンワンッ」
  2「モォーッ」
  3「ニャーッ」
答え(ダブルクリック)→「3「ニャーッ」