9月11日(土) イオンチアーズクラブ(イオンクレジットサービス株式会社/財団法人千葉県青少年協会共催)によるコシヒカリの収穫が行われました。気温は高かったものの雲や風はすっかり秋、絶好の稲刈り日和の中、毎年参加する米作りのベテラン(?)の子供たちや、心強い援農隊のお陰で予定通りに作業は終了しました。
10月3日(日) 華紋四谷カルチャー倶楽部による古代米の収穫が行われました。親子の連携で作業がはかどり、予定より早く稲刈りが終了しました。
おむすびや豚汁の昼食を終えると、周辺の自然散策やザリガニ釣りやブーメラン作りを楽しみました。





『お米づくり』は
自然が教えてくれる最高の教科書。
財団法人
千葉県青少年協会理事・事務局長
入江正了

 財団法人花と緑の農芸財団との出会いは、平成5年扇屋ジャスコ(現イオン)時代、千葉県内の小学校に「花の苗」を贈るキャンペーンがはじまりです。
 小学校の花の苗贈呈式で、故土井脩司前理事長の言葉が、今でも印象深く残っています。――― 花には、命がある。悲しい時は慰めてくれる。嬉しい時はより嬉しくさせてくれる。花が世の中に無かったらさびしい。女の子は、花の香りを出すように育ってほしい。男の子は、ヒマワリのように太陽に向かってたくましくキラキラと育ってほしい。――― この言葉は、現在、青少年の育成に携わっている私にとって大変心に響くものがあります。

 今の子どもたちは、自然体験や生活体験の機会が少なくなっています。少なくなるということは、自分の能力を十分に発揮できない、そういう子どもたちが増えているということです。
 花と緑の農芸財団の施設を活用しての体験について、船津裕隆事務局長に相談すると、「財団の田んぼを使って『お米づくり』に協力しましょう」との話をいただき、8年前の平成14年から、食育の原点ともいえる『お米づくり』体験を行っています。
  『お米づくり』の田植えから稲刈りまでの工程は、人への思いやりなど、自然が教えてくれる最高の教科書であり、究極の食育です。体験を通して、私たちが毎日食べているお米への感謝、生産者の苦労や自然の大切さを理解することができます。
 子どもは、大人の後ろ姿を見て育ちます。大人は子どもに感動を起こさせる行動が必要です。山中地区農家の矢口一弥さん、吉川伸さん、二瓶満吉さんらから、育苗から田起こし、代かきなど『お米づくり』の話や田んぼでの軽やかな動きの姿に子どもたちは感動しています。親御さんたちからも、農家との縁がなく、貴重な体験ができたと感謝されています。
 『お米づくり』が、地域とのコミュニケーション、親子との絆づくりにつながっています。
 地域との交流を促進し、多くの人々が青少年への関わりに興味をもってもらえるよう活動に取り組んでまいります。
 花と緑の農芸財団の皆さん、山中地区農家のみなさん、ご協力ありがとうございます。

 

毎年、[花と緑と農芸の里]の米作りは多くの人々のサポートを得て行われています。
稲刈り当日だけでなく米作り全般にわたってお世話になった地元の矢口一弥さん・吉川伸さん・二瓶満吉さん/古代米に関するご指導を頂いた加藤茂さん/昼食の準備や配膳にご協力下さった佐藤喜久子さん菅野千雪さん・山本愛子さん/空港第2ビル駅から送迎バスを運行して下さった芝山町・引率して下さった稲垣弘さん/絵画教室講師の皆さん/保護者の皆さん/イオンサポーターの皆さん/イオンクレジットサービス(株)の皆さん/(財)千葉県青少年協会の皆さん/当財団OBの大森まひろさんとそのお友達の皆さん/(株)フラワータスクフォースOBの中野正博さん、その他多くの皆さん。ご協力ありがとうございました。